2020年、「FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド」が出版されたことで日本国内においてもTVニュースやネットでも盛んに取り上げられ、注目を浴びた「FIRE」という考え方。
なんとなく見聞きした内容で理解した気になっているけど、詳しく知らないという方も多いのでは?
そこで今回は、「FIREとは何か?」順を追ってご説明したいと思います。
「高所得者にしか無理なんじゃないの?」「ただの会社員には遠い夢だよ。」なんて先入観を持っている方にはぜひ目を通してほしい内容です。
FIREという考え方
そもそもFIREとはどういう意味なのか?
FIREという言葉は、
Financial / Independence / Retirement / Early
の略語であり、「経済的自立による早期退職」という意味を表す言葉です。
そういえばFIREって急に聞くようになった言葉だよね。
FIREという考え方は、近年になって大きく注目を浴びるようになったライフスタイルプランであり、特にミレニアル世代(1981年以降に生まれ、2000年以降に成人を迎えた世代)と呼ばれる若者から支持されています。
アメリカから始まりヨーロッパにおいても人気を博したFIREという概念は、今ではグローバルに認知されるようになりました。
ここまで大きなブームが起こったのはなんでだろう?
FIREが人気になった背景には、現代を生きるミレニアル世代の価値観にあります。
豊かな時代に生まれたミレニアル世代は、インフラが整備され、様々なサービスや物に溢れた時代を生きてきました。
そのため、ひと昔前の豊さの象徴であった「マイホーム」や「マイカー」といった安定・定住を想起させる物に強い憧れを持たず、従来の価値観に縛られない生き方を選ぶようになっているのです。
そこには過剰消費への疑義が根底にあると同時に、
という共通認識が背景にあるようです。
FIREは誰にでも実現可能なのか
やっぱり普通のサラリーマンには、難しいんじゃないの?
早期退職(早期リタイア)と聞くと多額の貯蓄が必要なイメージを持つ人が多いと思いますが、FIREは多くの人が目指すことができる概念として注目されています。
FIREが特徴的なのは、世間一般に言うお金持ちになることがゴールなのではなく、お金に縛られず自分らしく内面的な豊かさを持ち併せながら生きることが目標とされています。
ですので、将来掛かる費用を若いうちに必死に稼いだ後は、何もせず悠々自適に過ごすだけというような考え方とは異なります。
例えば、
など、人によってFIREの実現の方法にも様々なタイプがあります。
すなわち、自分の求める理想像によって各々のスタイルでFIRE実現に向けて努力をしていくことが可能ということです。
それでは、
出来るだけ早い段階で経済的自立を達成し、
早期リタイアするにはどうすれば良いのでしょうか。
次の記事では、
具体的にどのような考え方でプランを組み立て実行すれば良いのか
FIREの考え方や手法について詳しく解説します。
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